サプライチェーンマネジメント

パートナーシップ構築宣言

当社は、2023年2月、内閣府・中小企業庁及び各経済団体などが参画する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の主旨に賛同し、「パートナーシップ構築宣言」を公表いたしました。

企業規模の大小に関わらず、共に成長できる持続可能な関係を構築するため、企業の代表者が、サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携や、発注者と下請事業者との望ましい取引慣行の遵守を宣言するものです。

当社は、今回の宣言を踏まえ、サプライチェーン全体での付加価値の一層の向上、お取引先様との共存共栄に努めて参ります。



日本エー・エム・シー「パートナーシップ構築宣言」

当社は、サプライチェーンの取引先の皆様や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築するため、以下の項目に重点的に取り組むことを宣言します。

  • サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を超えた新たな連携

      直接の取引先を通じてその先の取引先に働きかける(「Tier N」から「Tier N+1」へ)ことにより、サプライチェーン全体での付加価値向上に取り組むとともに、既存の取引関係や企業規模等を超えた連携により、取引先との共存共栄の構築を目指します。その際、災害時等の事業継続や働き方改革の観点から、取引先のテレワーク導入やBCP(事業継続計画)策定の助言等の支援も進めます。

    (個別項目)
    〇サプライチェーン全体の情報共有・可視化による業務効率化を行います。
    〇健康経営に関する取組(健康経営に係るノウハウの提供)を行います。


  • 「振興基準」の遵守

      親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)を遵守し、取引先とのパートナーシップ構築の妨げとなる取引慣行や商慣行の是正に積極的に取り組みます。なお、下請取引以外の企業間取引についても、取引上の立場に優劣がある企業間での取引の適正化を図るという下記項目の趣旨に留意します。

    ①価格決定方法
    不合理な原価低減要請を行いません。取引対価の決定に当たっては、下請事業者から協議の申入れがあった場合には協議に応じ、労務費上昇分の影響を考慮するなど下請事業者の適正な利益を含むよう、十分に協議します。取引対価の決定を含め契約に当たっては、親事業者は契約条件の書面等による明示・交付を行います。

    ②型管理などのコスト負担
    契約のひな形を参考に型取引を行い、不要な型の廃棄を促進するとともに、下請事業者に対して型の無償保管要請を行いません。

    ③手形などの支払条件
    下請代金は可能な限り現金で支払います。手形で支払う場合には、割引料等を下請事業者の負担とせず、また、支払サイトを60日以内とするよう努めます。

    ④知的財産・ノウハウ
    知的財産取引に関するガイドラインや契約書のひな形に基づいて取引を行い、片務的な秘密保持契約の締結、取引上の立場を利用したノウハウの開示や知的財産権の無償譲渡などは求めません。

    ⑤働き方改革等に伴うしわ寄せ
    取引先も働き方改革に対応できるよう、下請事業者に対して、適正なコスト負担を伴わない短納期発注や急な仕様変更を行いません。災害時等においては、下請事業者に取引上一方的な負担を押し付けないように、また、事業再開時等には、できる限り取引関係の継続等に配慮します。


  • その他(任意記載)

      取引先には不当・不合理な依頼をせず、取引価格についてはデータ(相場)等に基づき合理的に依頼・交渉します。


制定日:2023年2月8日
代表取締役社長 北川 浩文